産地トップセールス
2024年7月6日(土)
JA全農長野
南佐久野菜トップセールス
7月2日は「長野県産レタスの日」でした。
”全国一のレタス産地”長野県の中でも
主力産地である南佐久地域から、南佐久野菜協議会の
5町村、3JAのトップの方々が高原野菜のPRのために
早朝より豊洲市場にお越しいただきました。
産地を代表して 川上村 村長 由井 明彦 様のご挨拶です。
「今日は南佐久のトップセールスということで、沢山の皆様にご参集をいただきまして本当にありがたく思っております。南佐久はいよいよトップシーズンに入りました。
我々は都民の皆さん、国民の皆さんに、新鮮な野菜を届ける義務があり、農家、組合、行政がそれぞれの部門で頑張っているところです。しかしながら、つい最近まで野菜が高値販売でしたが、我々南佐久の野菜が出始めたら急に価格が落ちてしまい、非常に寂しい思いをしております。本日お越しの市場関係者の皆さん、そして買参人の皆さん、ぜひ、お互いが協力し合って少しでも高値販売をしていただきたいと思います。我々も皆さんのニーズに答えるような、安心・安全な野菜を供給する義務があります。食の供給者として努力していますが、どんなことを頑張っていても、高値販売ができないということは承知しております。過剰生産ということは重々覚悟をしております。ぜひ皆さま方のお力をいただいて、野菜が高値で売れることを、ただただお願いをするわけでございます。レタスが500円でも、1000円でも、2000円でも1箱作るためにやることは同じなのです。ここ数年野菜の価格は低迷しており、うちの村では離農する農家も出てきております。こんなことだったら作らない方が良かった というような人たちもだいぶ増えてきています。 今年こそ、良い年でなければならないので、我々も頑張ります。ぜひ皆様方も1円でも高く売っていただきたいと思っております。そして秋には我々農家と皆さま方とうまい酒を飲みたいとそう思っております。ぜひ皆様方のご協力をお願いいたします」
続きまして JA長野八ヶ岳 代表理事組合長 津金 一成 様のご挨拶です。
「南佐久協議会の5町村の首長をはじめ、3JAの組合長が一同に会するこのキャンペーンは、我々の1番の催し物であります。
今年は豊洲ということで、我々は6月下旬から10月下旬まで白菜、レタス、サニー、リーフ、ブロッコリー、キャベツ、グリーンボールなど、多種多様な野菜を出荷しております。
我々が夏の野菜を引っ張っていくという気持ちでやっております。
今はたまたま、だぶついて値段がなかなか出ないようですが、責任生産産地として不況の時にも作付けをちゃんとして、常に野菜があるように心がけております。
今年みたいに豊作だと、だぶついて値段が出ないのですが、私は市場経済の今の売り方で十分良いと思っております。しかし価格転嫁できない部分で生活費がない、次の日の資材のお金がないというような農家も出てきております。そういういった安い時には、国で下支えしてもらい、消費者の皆さんには安く買ってもらう。高い時にはしょうがないですけれど、価格転嫁した値段だと今の1.5倍とか、レタスが150円200円といった値段になると思います。それを我々農家は消費者の皆さんに望みません。今の市場の値段で売ってもらって、それで農家が大変な時には国が支えて、というのが今までの形態からして1番良いのかなと思っております。我々も一生懸命頑張りますので皆さんにはぜひ高く売ってもらえますよう、よろしくお願いします。
また、本日グリーンボールが出ておりますが、関東ではあまり売れておりません。
グリーンボールの漬物は、キャベツよりよっぽどおいしいです。
本日は皆さんに試食していただき、関東に広めてもらいたいと思います。
皆さんお集まりいただき本当にありがとうございました」
市場関係者の方々には、レタス2玉とグリーンボールの漬物が配布されました。
本日も沢山の皆様にお集まりいただきました。