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2023年度入社式を行いました。

4月3日(月)東京シティ青果の令和5年度入社式が開催され、9名の新入社員を迎えました。
入社式はグループ会社の東果大阪(株)と合同でリモートにて開催。両社社長の挨拶、新入社員紹介の後、両社それぞれ1名が新入社員代表として挨拶をしました。
続いて当社のみの入社式。鈴木社長から一人ひとりに辞令が渡された後、役員の紹介をして閉会しました。

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〈 以下、鈴木社長の挨拶です。 〉

皆様、入社おめでとうございます。役職員一同、歓迎申し上げます。

卸売市場というのは産地から青果物を仕入れ、スーパーマーケットや飲食店などに販売するというイメージかもしれませんが、東日本大震災やコロナ禍を通じて、国民に対して大切な社会インフラだということが認識されるようになってきました。最近では、ウクライナでの戦争など今まで予想していなかったことが起き、物流の導線が切れ、食に関する企業として食糧安保、食品安全が近々の課題だということを感じております。10年後、20年後、30年後に本当に国民に食糧を供給できるのか。30年前は、メカニックな商品を輸出し、農産物や乳製品を輸入するという時代がありましたが、日本は段々と農業生産者が減り、高齢化も大きな課題になっています。我々もその責任の一部を担い、産地の魅力を発信し、後継者育成を促し、サイクルを回していく必要があります。世の中には冷凍食品やカット野菜など、様々な形の青果物が流通しておりますが、そのほとんどが中国などの海外から輸入したものです。当社は90%以上、国内で作られたものをスーパーマーケットや飲食店などに納めています。産地は先が見えない中で、このまま作り続けていいのだろうかという不安を抱えているところもあります。私たちはその可否をジャッジして、不安を解消できるようなご提案をしなければならないところにきていると思います。青果物は果物・野菜含めて800種以上あり、豊洲市場には、他市場にも無い、見たことないような特殊な青果物がたくさんあります。皆さんは学生生活の中で様々な学問を勉強してきたと思いますが、それらを糧に一日一日、自分が進むべき道を定め、わからないこともたくさんあると思いますが、先輩に聞いたり、実際に産地に出向いたりして、自分の中で答えを導き、吸収していっていただければと思います。それらの経験を生かして、お客さまに提案されるときに新しいビジネスモデルが作り上げられていくのではないかと思います。この業界はこれから本当に大きな課題を抱えております。30年後もこの業界があって良かったなと消費者に言われることを期待して、一緒に努力していきましょう。入社されて焦ることはありません。わからないことはわからないままにせず、会社内、部署内、同期内のコミュニケーションを活発に進め、そこから色んなツールを開いて、自分たちのスキルを磨いていただきたいと思います。

また、2024年には働き方改革の一環としてドライバー問題があり、長時間の輸送が難しい状況になってきます。全国の市場が集荷に対して同様の課題を抱えますが、本日合同で開催している東果大阪株式会社とは2年前にグループ会社になりましたので、西の東果大阪、東の東京シティ青果で連携し、全国の青果物をうまく流通できるように検討しております。我々のグループ会社の上部団体で米の卸業界ではリーディング企業である株式会社神明があり、米をはじめとした色々な農産物を取り扱っており、様々な仕事もできますので、頑張っていただければと思います。

役職員一同、大変期待しております。皆様の入社に際し、歓迎の挨拶といたします。

本日はおめでとうございます。