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初セリが行われた青果卸売場
青果卸売場で開催された初市式
【左】小泉一成 成田市長、【右】小谷洋二 シティ青果成田市場(株) 代表取締役社長
卸着車バース
外気やホコリなどを遮断するシートシャッター

成田空港のお隣に、新生・成田市場が開場

令和4年(2022年)1月20日、千葉県の「成田市公設地方卸売市場」が開場しました。
北総地域の食を支える青果・水産物の市場としての機能はもとより、国の輸出振興を担う拠点市場として新たにスタートしました。

初市となったこの日は、5時半から水産棟で、6時半から青果棟で成田市場初の販売が始められました。
販売に先立ち、小泉一成成田市長、成田市議会秋山忍委員長、小谷洋二シティ青果成田市場(株)代表取締役社長らが出席して初市式が行われました。

小泉一成成田市長は次のようにご挨拶されました。
「新市場開設にあたり、関係者、事業者のご理解、ご協力に心から感謝申し上げます。旧市場では40年以上にわたり成田市民はもとより、北総地域の台所を担ってきました。新市場は引き続きその役割を担うとともに、日本の美味しい食を海外に輸出する日本初の機能を有しております。今後はウィズコロナ、アフターコロナを見据えて、日本人、外国人の皆さんが日本食の美味しさを堪能していただけるよう、中核施設を整備し、また飛行機の離発着が見られる展望台の整備などを計画しています。今後、この市場が多くの方に愛される市場となれるよう、引き続き皆様のご協力をお願いいたします」。

次に小谷洋二シティ青果成田市場(株)代表取締役社長がご挨拶されました。
「新しい成田市場で青果卸売部門を担当する会社です。今日から新生成田市場が船出となりました。私どもの会社も、成田市場発展の一助となっていきたいと思っています。私どもの使命は大きく三つあります。ひとつ目は地域の方々に安全で安心な青果物をお届けするという役割、ふたつ目は千葉地域の農家の流通の核になること、三つ目はこの市場に付加された、青果物の輸出拡大という国の施策にのっとった役割を担っていくことです。生産者の環境、販売の環境は安穏とした状況ではありませんが、ここにお集まりの皆様とワンチームになって乗り切っていきたいと思います」。
初市式は最後に、三本締めで終了しました。

新生・成田市場は、閉鎖型施設で低温管理が可能で、青果棟、水産棟、高機能物流棟で構成されています。輸出先に応じた包装や切り分けなど、農水産物の加工から検疫、通関までワンストップの輸出機能を有しており、最先端の輸出拠点として成田市は5年後の2027年度には、年間輸出額88億円を目指すとしています。

初市のために千葉県内から集荷された青果物

高機能物流棟の案内パネル
青果仲卸店舗