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卸売場に置かれた大型の宝船
卸売場に設置された検温カメラ・モニター
(一社)豊洲市場協会HPより
挨拶する弊社社長の鈴木敏行
弊社副部長新川による宝船の競売

経済が復活するまで、気持ちをひとつに

令和3年の「初市」が、1月5日6時15分から卸売場で行われました。今年は新型コロナウイルス感染症を防止するため、マスクの着用やソーシャルディスタンス、検温カメラ・モニターの設置、大声を出さないなど、きめ細かな対策を参加者に徹底して実施しました。

弊社代表取締役社長の鈴木敏行による新年のご挨拶です。
「皆様、新年あけましておめでとうございます。旧年中は格別なるご高配を賜り、この場を借りまして厚く御礼申し上げます。
昨年は、コロナに始まりコロナで終わった年でした。4月には緊急事態宣言、次に我々が1番関わりのある条例改正が6月21日にされ、その後GoToキャンペーンが始まり、年末には終了するということで、非常に厳しい1年でありました。
1月の元旦を過ぎ、本日は初市ですが、まだまだコロナの収束が見えず厳しい環境でございます。
コロナウィルスワクチンのエビデンスが取れ、投与されて安全が確保されるまでは、しばらく時間が掛かると思います。特に去年感じた事は、緊急事態宣言により、小売業・飲食店の休業、また国民への自粛ということで、我々の過去の歴史の中で力を持っていた業務筋が非常に苦戦をしました。これから先も中々読めない、また今まで通りに戻れないニューノーマルな時代になります。
昨年、我々豊洲市場5街区青果部におきましては、コロナ感染件数が非常に軽微だったことは、我々卸、仲卸、買参の皆様の協力、また事業者の危機意識がこの結果に繋がったと思います。
卸売場、仲卸売場においては時間を決め換気を行ってきました、これも功を奏したと感じております。また、豊洲市場青果連合事業協会においても、早くからパンフレットの配布、ポスターの掲示、関係各所の皆様へ注意喚起を致しました。

今年も厳しい状態が続くと思いますが、皆様の気持ちをひとつにし、経済が復活するまで継続して頑張って参りたいと思っております。
また、私どものホールディングが新しいパートナーとのアライアンスも組みました。その中でシナジー効果を得て新しい事業展開をして参りたいと思いますし、ここにいらっしゃる皆様のご要望に少しでも応えられるよう、集荷・販売を徹底してまいります。
最後になりますが、皆様のより一層のご指導ご鞭撻をお願いし、新年初荷の挨拶とさせていただきます。本年も宜しくお願い申し上げます」

挨拶の後、市場関係者の皆様と恒例の一本締めを行いました。その後の競りでは、五穀豊穣や商売繁盛を願い、白菜やネギ、大根などが積まれた、船首に今年の干支を飾った「宝船」がセリにかけられました。今年は昨年と同じく特大が1隻、豆が15隻、小が9隻の25台が並べられ、次から次へと競り落とされました。特大サイズは最高値50万円で、かねす鈴屋さんが落札しました。