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一本締めの音頭を取る弊社社長の鈴木敏行
卸売場に置かれた大型の宝船
宝船の競売
促成品の移動競売

豊洲市場の特性を活かした独自性のある品揃えを強化

令和初となる新年の「初市」が、1月5日6時過ぎから卸売場で行われました。野菜や果実が盛り込まれた「宝船」を前に、弊社代表取締役社長の鈴木敏行が新年の抱負を述べました。

「新年あけましておめでとうございます。昨年は過去にない台風の襲来が、莫大な被害をもたらしました。なかなか修復できない1年でしたが、生産者皆様のご努力により、混乱もなくこの市場へ出荷され、新年を迎えることができました。
2020年の本年は、東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。全国各地、世界各国から様々な方が集まり、日本の歴史・文化・伝統を、さらに日本の食材や料理を楽しみにしていると聞いております。これを一大チャンスと感じ、近隣の選手村や商業エリアに、少しでも豊洲ならではの食材が供給できるよう頑張りたいと思っております。
また、6月には条例改正のもと、新しい環境で市場がスタートします。これは大きな節目と感じています。今年はこの豊洲市場の特性を活かした、独自性のある、個性のある品揃えを行い、我々卸売市場は東京都民の大事な社会インフラであることを念頭におき、より一層皆様の需要、要望にお応えしてまいりますことをお約束し、年頭のご挨拶とさせていただきます」と挨拶し、市場関係者の皆様と恒例の一本締めを行いました。

その後、鐘の合図とともに、五穀豊穣や商売繁盛を願い、船首に今年の干支を飾った「宝船」がセリにかけられました。今年は昨年より一隻多い大小25台が並べられ、セリ人の威勢のよいかけ声とともに、次から次へと競り落とされました。特大サイズは最高値50万円で、かねす鈴屋さんが落札、その後都内のスーパーで展示、宝船に詰められた青果の販売が行われました。

促成品の初セリも行われ、卸売場は活気に溢れ、令和2年の幕が開きました。

活気溢れる卸売場
競り落とした宝船を手にする仲卸さん