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2017年タイのバンコクで開催した青果イベント
訪れたタイ青果市場関係者と弊社役員
調印するプラパン社長と弊社社長の鈴木
ドンムアン・バッタナ社のプラパン社長と 弊社社長の鈴木

2国間で青果物の安定供給と商圏拡大を図る

東京シティ青果は2019年11月14日(木)、輸出事業の拡大を図るために、タイ向けの青果物の輸出を円滑化させることを目指して、タイ国内最大の青果市場「シーモンムアン市場」を運営するドンムアン・バッタナ社と、青果物の輸出入と販売に関する連携協定を締結しました。

弊社では、国が進める輸出拡大戦略にそって、2017年からタイをはじめ香港やシンガポールなど、東南アジア各国で日本産青果物の現地調査やイベント開催などを積極的に行ってきました。今回の連携協定は、その具体的な輸出事業促進の一環です。

親日家の多いタイでは、日本食の人気も高く、バンコクでは66%の人は日本料理が一番好きな外国料理と答えています。スーパーなどの小売店や日本料理店も増加。およそ50%以上が週に2回以上の外食をするとのデータがあります。タイでは昨年比で日本料理店が21%増え、特に地方都市の伸び率が大きく、約3600店以上になっています。(ジェトロ調査)

この日はドンムアン・バッタナ社のプラパン社長をはじめ、8人の関係者の皆様が豊洲市場を訪れ、調印式の後、市場内を視察しました。最新機能を備えた施設に驚きの声が上がっていました。

弊社代表取締役社長の鈴木敏行は、「近年のスピード感あるグローバル世界の中、バンコクへの生鮮青果物の輸出事業を考えております。両国間の交流と事業の発展を目指して、パートナーシップを締結し、両者で魅力ある生鮮市場を構築して、安定供給の拡大を図っていきたいと思います。弊社は中間流通業として、昨年開場した安全安心を重視した豊洲市場の高度な施設を活用し、公平な立場で両国の架け橋となり、商圏拡大を目指します」と挨拶しました。

ドンムアン・バッタナ社のプラパン社長は、「御社と手をつなぐことは、青果物のサプライチェーンを改善し、両国間の安定した供給に重要です。本日の覚書によって、両者の関係が深まり、共有する目的に向かって進み、私どもはタイの市場でのNo. 1の位置を強化したいと思います」と述べられました。

今後は、両国の青果物の販路拡大、高品質な青果物の出荷体制構築のための情報交換、人的交流、食品の安全、鮮度管理基準向上のための技術交流を基本に連携していく予定です。

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