


ニーズが高まる有機JAS農産物の小分け包装を開始
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2019年9月4日、東京シティ青果がパッケージ業務を委託している子会社、東京シティ商事(株)が、有機JAS農産物についての小分け業者として「有機認証」を取得しました。全国の中央卸売市場としては初めての取得で、豊洲市場青果棟3階にある加工パッケージ施設で作業を開始しました。
2020年の東京オリンピック、パラリンピック選手村にて使用される農産物はGAP農産物であることが調達基準となっており、さらに有機農産物であることが推奨されています。今後スーパーなどの量販店をはじめ、小売店での需要が高まることへのいち早い対応です。
有機農産物の小分け作業は、青果棟3階にある第1加工場で行われ、作業時の管理手順記録や他の一般青果物との混合を防ぐための有機JAS講習会を終了した専門作業員が行います。有機JAS農産物を栽培する生産者、出荷者にとって、袋詰めしない段ボールの荷姿で出荷できる大きなメリットになります。
有機農産物を袋やパックに小分けしたり、カット野菜の包装など、手作業で行いますが、担当部長の中村は、「ベテランの作業員を揃えており、手の感覚だけでもほぼ指定の重量が分かるので、作業時間はさほどかかりません」と話します。



